ネバダ臭

クズが伸し上がる為の精神論をちょくちょく書いているクソブログ。口癖は「えー、そんなの別にどっちでも良いんじゃないの?」老害発言の説明文多し。

大企業の課長と零細企業の幹部

私にはこれといった特技など無い。20代の頃に2回ほど転職をし、今の職種に就いた。きっかけは何でもない。前々職で店番をしていた時に現れたのが現職種の会社オーナー。私が27歳だったと思う。

「お前オモロいな!一緒にやろうぜ!」

特に嫌でも楽しかったわけでもないその時にそう声を掛けられた。全く未知の職種。部品一つの名前すら知らない。どう使うのかも分からない。その時の面接で受けた説明は「仕事は沢山あるからすぐ覚えるよ!」と「ウチは基本給は低いけど売れれば利益の〇〇%が入るから営業の殆どは月給100万超えてるよ!」だ。皆はお分かりだろうが全て嘘だった。

「仕事なんて何でもいい」

私は今でもそう思っている。出来る人間が居て自分が出来ないのであれば自分が悪い。ただ、その当時のパイセン達は全員「出来なかった」。言うまでもなく全員月給13万程度。そして仕事なんて無い。あるのは毎朝の朝礼と1分間スピーチ、そして営業先のリストアップとテレアポ、営業報告書である。そして会社オーナーを社員全員が「神」のように扱い、平伏していた。私は毎日その様子をジッと観察していたのだ。

同期で入った人間は10人程いた。しかし一人、また一人と辞めていったのである。当たり前だ。年間売り上げゼロのパイセンは今日も唾と一緒に檄を飛ばす。オーナーから連れてこられた私を疎ましく思い、そして陰湿にというより分かりやすかったね。仕事を一切教えて貰えなかった。どこに売れば良いのか、何を売れば良いのか、これは何だ?幾らするんだ?まぁ良い。会社概要に何か書いてあるからとりあえず営業に行こう。社内に居たらまた何言われるか分かりゃしない。

最終的に同僚が3人くらいになっていたが、他の二人はパイセンに取り入って上手くやっているようだ。20人くらいの会社だったが私一人孤立していた。オーナーは会社にはいない。どこに遊びに行ってんだよあのオッサン。まぁそんな事を思いながら日々の仕事をやっていたわけだ。私が取った行動は「営業先で仕事を教えて貰う」という作戦である。取りあえず名刺と会社概要を持って飛び込みで資料を置いていく。話を聞いてくれそうなら教えを乞う。「新人なんで教えてくざさい!!!」である。

そこで思いついたのは、お客さんが「困っていることを解消する」事である。あそこがこうなれば良いのになぁ、あれずっとあのままで金を垂れ流してるんだよね...という声を集めてそれを解消するべく、私は同業他社へ営業に回った。解決策の情報を取るためだ。そして情報を取るためだけでは相手に申し訳ないので、客先を紹介した。それが気に食わないパイセン。

「お前同業に顔出してるらしいな。何してんの?お前バカなの?死ぬの?何で客のとこ行かないの?アホなの?」

この時点で他社の技術を目にしていた私は思っていた。「この会社では無理だ。レベルが低すぎる。」辞めても良かったのだが私は辞めなかった。何故なのか。それはヘラヘラとすみませ~んなんて笑いながら私は腹の中で

 

貴様いつかブチ〇してやるからな

 

と思っていたからに他ならない。その辺を歩いているオシャレパンクなんて可愛いもんだ。見た目は普通だが私の方がパンクなのだ。いや、見た目もパンクだな。禿げてるから逆モヒカン、電撃ネットワークだ。当時は金なんてどうでも良かった。会社の人間全員が嫌いだった(勿論そんな事は誰も気付いていない)私は、この糞野郎共を捻り潰すためにと一生懸命勉強し、仕事をした。その後は売り上げをガツーンと伸ばしてお客さんを連れて辞めた。今その会社はどうなってんのか知らない。興味ない。

 

前置きが長くなってしまった。そして今の私があるわけだが、私の周囲にも同年代の大企業の人間はいる。私の年齢だと皆、課長という立場の人間が多い。話を聞いてると、彼等は有名大学の受験・入学して通学をし、そして就職活動で内定を取るために翻弄、今では勤続20年で役職に就いている。同期で役職の無い人間もやはり沢山いるようだ。そういう大企業には低学歴は誰一人として居ないのに、だ。

ふと思うのは、幸せや成功って何なのかなぁという事。何の取り柄もなかった私と超エリートが今同じ現場で仕事をしている。片や誰もが知る有名企業の課長、片や誰も知らない零細企業の幹部。年収はほぼ同じで自由は私の方がある。しかし私の方がリスクは高いね。零細企業なんて来月会社があるのかどうかは分からない。大企業も可能性はあるがかなり低いだろう。しかし、私が思うのは、大企業に勤めている彼らの事を羨ましいとは思わないという事。

昨今就職活動で悩んでいる若い子の記事をよく目にするが、この記事は中間地点40歳の私の結果報告である。5年後、10年後どうなってるのかは知らない。楽しみだね。零細から中小になって今より豊かになっているかもしれない。会社が無くなって嫁子が離れ、あいりんに並んでるかもしれない。アルバイトで食いつないでるかもしれない。

まぁでも私はね、ちゃんと上見て行動してりゃ何とかなると思ってるんですよ。重要なのは気持ち。

 

貴様いつかブチ〇してやるからな

 

この気持ちが無くなった時、生きていても私は死ぬんだと思います。就職活動で壁にぶち当たってる若い子には頑張って欲しいよね。何とかなるから。大企業がゴールじゃないんですよ。私も、大企業の彼らだってゴールなんてまだ全然見えてないんですよ。

大企業の彼らといつも話してるのはですね、自分がどうなってようが、65歳になった時に一緒に飯食いながら近況報告しようぜ!って言ってんですよ。

彼らが笑ってるのか、私が笑ってるのか、両方笑ってるのか、両方泣いてるのか。おもしれーじゃねーか。あ?

 

絶対俺が笑っててやるからな